「グレイン」とは?
グレインとは、穀物のこと。
穀物は食糧のデンプン原料となる作物のことで、主に主食として広く利用され、栽培されています。
その他に、
穀物とは、狭義にはイネ科作物の種子(禾穀類)のみを指し、
広義にはこれにマメ科作物の種子(菽穀類)や他科の擬禾穀類あるいは擬似穀類を含むとされています。
グレインフリーと表示されているペットフードは、狭義での穀物を指し、
主にイネ科の作物を不使用と定義づけている場合が多いです。
イネ科 禾穀類 | マメ科 菽穀類 | その他 擬禾穀類・擬似穀類 |
---|---|---|
・小麦 ・イネ(米) ・トウモロコシ ・ライ麦 ・サトウキビ ・粟 |
・インゲンマメ ・ソラマメ ・エンドウマメ ・大豆 ・小豆 ・落花生 |
・蕎麦 ・キヌア ・アマランサス |
グレインフリーのフードを選ぶ理由
消化の良い動物性タンパク質をメインに使用
穀物は炭水化物だけでなく、タンパク質も含まれます。
ペットフードのタンパク質源として、穀物などに含まれる植物性タンパク質も使用されますが、
グレインフリーのフードは、動物性のタンパク質をメインに使用していることが多いので、
食肉目の犬猫が消化しやすく嗜好性が高いとされます。
アレルギー対策
穀物に含まれるタンパク質は食物アレルギーの原因になることがあります。
食物アレルギーの症状は、かゆみや脱毛、炎症など、皮膚に現れることが多いです。
穀物にアレルギーがある場合は、グレインフリーのフードを選択する必要があります。
小麦のグルテンによって引き起こされる不調への対策
また、小麦に含まれるタンパク質を「グルテン」と呼びます。
アレルギー以外にもグルテンが不調の原因になることがあります。
その場合は穀物、特に小麦を使用していないフードを選択します。
・グルテン不耐性腸症 グルテンを上手く消化できないことで腸が障害され、皮膚炎や下痢など、アレルギーに似た症状を引き起こしてしまう疾患。 ・アイリッシュ・セッターのグルテン過敏症 グルテンに自己免疫系が反応し、腸の粘膜を障害してしまう自己免疫疾患。遺伝性の疾患であると言われています。 ・壊死性髄膜脳炎 パグ脳炎とも呼ばれる脳炎の一種ですが、グルテンに対する抗体との関連性が示唆されています。 |
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総合栄養食や療法食のトッピングとして使用できます。
普段からグレインフリーのドライフードを食べているワンちゃん、ネコちゃんに特におすすめです。
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